2007.11. 5

話してておもしろい奴。

学祭も終わり、普段の大学生活が戻ってきて少し寂しいなぁと感じています。
こんにちは、minorityです。


さて今回の「タチバナをつくる人 ピックアップ3回生」は、
前回密着取材を敢行した本田雅史君にインタビューしてきました。

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前回の記事はこちら

さて、学外でも活躍している本田君は三重出身。学科は文化財・考古学コースです。

この学科に入ったのには運命的な出会いがあったそうです!

もともと考古学が好きで別の大学に進むつもりだった彼は、
中学生の頃から発掘現場に通っていました。
そこでたまたま現場に来ていた橘(当時は京都橘女子大学)の先輩に出会い、
橘のことを知りました。
当時は女子大だった為、一度は進学を諦めていました。
しかし、2005年度から男女共学になることを知り、橘を目指すことになりました。

その背景には、橘のオープンキャンパスの模擬授業で、
橘の先生の文化財に対する熱意が伝わったというキッカケがあったそうです。

また、実際に入学してみて、今参加している団体に参加できたことなど、
自分にあった大学だというのを感じていると話してくれました。


入学後、彼は好きだった考古学の道に進んでいきます。


そんなある日、彼は先輩から
「子どもの美術教育をサポートする会」に参加してみないかと誘われます。
(この会については前回の記事をご覧下さい)
最初はただのボランティアだと思っていた本田君ですが、
何度も参加している内に、ボランティアは
“してあげる”だけでなく“させてもらう”のだという、
これまで災害ボランティアなどで抱いていたボランティアとは
違う意味を感じるようになりました。

また、普段大学にいるだけでは知り合うことの出来ない
大人の方々と接する機会が増え、自分の考えの甘さを痛感したそうです。

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そんな本田君ですが、これからどんな道に進んで行くのでしょうか?

本田「今自分が参加している団体のような、
教育現場と博物館や美術館などを結ぶコーディネーターをやりたいと思ってるんや。
実際、今このコーディネーターをやりたいと思ってる人は多い。
そやから、今のうちに経験積んで色んな人と知り合いたいねん。
人との繋がりがすごい大事やと思うし。
全国的に学芸員が実際の教育現場に行って授業を行うのはあるけど、
今僕がやっているように、コーディネーターがいたり、
たくさんの人が関わるというやり方は滋賀でしかやってないんよ。
将来的にはこの活動を地元三重で僕がやれたらいいなぁと思うんよ。
地元に恩返しもしたいしね。」


大学に入って、色んな活動を通して将来を考え始めている本田君。
最後に読んでくれているあなたにメッセージをもらってきました!

本田「多分普通に大学生活過ごしてたら、発掘をする人になってたと思う。
けど、今の団体に参加することによって、大学で得た知識を持ちながら、
違う進路を考えられるようになった。やっぱり何事も経験して広い世界を見ることが大事!
自分の好きなことをして何かを見つけられるのが大学の面白いとこ。
中だけでなく、違う世界を見て参加して、
そこにはきっと色んな人がいるからその人達の話を聞いて吸収していって下さい!」


僕も今本田君とはまた別の、学外での活動を行っています。
2人で話すことが多くあるのですが、お互いに話を聞くと刺激を受けます。

僕らは大学のオープンキャンパスのスタッフ仲間というので仲良くなりました。
学内だけの活動ではこんなに刺激しあえる仲にはなれなかったかもしれません。
また学外だけの活動では知り合うことは無かったでしょう。
色んなことに積極的に参加していくことによって僕らは今の仲になりました。

ちょっとしたきっかけで色んな人と知り合える、
これが大学の醍醐味じゃないかなぁと僕は思います。


では、次の「タチバナをつくる人 ピックアップ3回生」もお楽しみに!
そろそろ就職活動について書けると思いますので♪

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