2007.10.16

密着取材敢行!

10月に入りだいぶ涼しくなってきて、若干風邪気味なminorityです。
季節の変わり目は色々大変ですね。

さて今回の「タチバナをつくる人 ピックアップ3回生」は、
僕の友達で、大学内を飛び出し、地域の場で活躍している本田雅史君を紹介します。


と思ってインタビューをしようと思っていたのですが、
本田君に「いつもやってるの見てみいひんか!?」と誘われ、
彼について一緒に現場に行って取材してきました!

というわけで、前編では
「密着!大学を飛び出した活動」
ってことで、滋賀県の粟津中学校で行った
“シーサー作り”の授業にお邪魔してきたことを書いていきます。

まず、何故彼がこのような活動をしているか。
この活動は、滋賀県が進めている、
博物館などの学芸員が実際の教育現場に行き、直接授業をすることで、
少しでも興味を持ってもらおうという事業の一貫です。

本田君の所属する「子供の美術をサポートする会」は、
その学芸員さんと教育現場(主に先生)を繋ぐ、
いわばコーディネーターの役割を担っています。


訪れた日は、中学校に陶芸家の先生が来られ、
粘土でシーサーを作るという授業でした。

なぜシーサーか?
陶芸家の先生の話によれば
「シーサーは誰も見たことの無い生き物。
だから、誰でも自由に作ることが出来るので、
仏像や他の動物のように決められた形通りに作る必要がないからだよ。」
とのことでした。


この日は1・2時間目連続の授業。
朝9時から行われる大学の授業に慣れていた僕は、少し懐かしい気分になりました。

最初先生からシーサーについて説明があった後、陶芸家の先生による作り方の説明。
その後、生徒は各自配られた粘土を元に思い思いのシーサーを作り始めました。
ちなみにこの粘土、滋賀県の信楽で取れた地元の土を使っています。
こんな所から、地元滋賀県を身近に感じてもらおうという思いが感じられました。

僕は生徒に混じってシーサーを作りました。
作り出したら案外止まらないもので、気がついたら1時間目が終わるぐらい夢中になって、
中学生と一緒に楽しんでました。
これが僕の作ったシーサーです♪

一方本田君はというと…
色々な生徒に声をかけ、戸惑っている子がいれば一緒に考えサポートしていました。


そんなこんなで2時間経ち、あっという間に授業は終わりました。
生徒の中には、まだまだもの足りない!って子が何人もいるぐらい、
みんな真剣に、楽しんで作っていました。

授業が終わって、軽く反省会をしていた時の話ですが、
中学校の先生曰くいつも美術の時間全く製作しない子が、
本田君と一緒にやったせいか作品を作りあげたみたいです。

僕は初参加だったので、あまりサポートすることは出来なかったのですが、
大学内でも色んな人とよく喋っている本田君は中学生の心もがっちりつかんでいたようでした。

前編ではリポートっていう形でしたが、
次回の後編ではいつものように「何故このような活動をしているのか」や
「これからどうしていきたいか」などを聞いてきたのでお楽しみに!


投稿者 minority

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