気になる仕事カタログ

JT 営業 小寺 晶子 さん

小寺晶子さん写真

小寺 晶子 さん

JT(日本たばこ産業株式会社)京都支店 伏見営業部

ある一日のスケジュール

AM 6:40

起床。テレビを見ながら朝食。

AM 8:30

出社。

AM 9:00

始業。パソコンを立ち上げてメールをチェック。本社や支店から新商品の情報が入ってきていないか、販売店からの情報はないかチェック。他の営業員のひとたちとメールでやりとりをする。

AM 9:30

社用車で営業へ。担当は約80件。商談内容にもよるが、だいたい1日で10~15軒くらいの販売店を訪問。(週5日の勤務のうち、実際に外に出るのは4回。1日は内勤ということになっていて、資料を整理したり、売上の分析をしたりする)

PM 5:00

帰社。日報を書いたり、次に訪問する際に持っていかないといけない資料を用意する。

PM 7:00

業務終了、帰宅。

●インタビュアー

英語コミュニケーション学科 3回生
大野 綾子 さん

大野さん写真

JT(日本たばこ産業)に就職された理由についてお聞かせください。

 3回生のときに伏見にある酒造会社で2週間程インターンシップを経験。当時は商品企画に興味があり、「営業なんか自分には向いていない」と思っていたのですが、実習中に女性の営業の方に同行させてもらったことが転機となりました。「営業は自分の思いをいちばん伝えられるし、お客様や販売店の方の生の声を聞けるのは営業担当だけ」そんなお話を聞き、「営業」という仕事を志望するようになりました。
  また、日常生活に不可欠なもの、身近なものを扱う会社で働きたいと思っていたので、業界としては食品関係を目指していました。JTに就職を決めたのは、働いているひとたちが魅力的だったというのが大きな理由です。もともとが専売公社なので、お役所体質なのかと想像していましたが、実際にはそんなことはなくて、若手社員はハングリー精神で何事にもぶつかっていくというタイプのひとが多いですね。

現在のお仕事についてお聞かせください。

 すでにお取引があるお店をまわる「ルート営業」が主な業務内容です。ルート営業は飛び込みの営業と違って、決められた店にだけ足を運びます。例えばコンビニやスーパー、量販店といったお店に出向いて、新商品の紹介をしたり、販売促進のためのキャンペーンに協力していただいたり。そこで重要になってくるのが「目につきやすいところに、どれだけJTの商品を置いてもらえるか」という駆け引きの部分です。
  営業というと「門前払い」という暗いイメージを持っているひとも多いかと思いますが、ルート営業の場合、そういう心配はありません(笑)。これから就職活動を始める3回生で、「営業はちょっと・・・」と敬遠しているひとも、それほど恐れる必要はないと思いますよ。「いろんなひとに会いたい」「就職して視野を広げたい」という気持ちがあれば、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。最近は採用人数も少ないかわりに、新入社員の研修にこれまで以上に力を入れている会社も多いと聞きます。研修とフォローが充実していれば、営業は誰でもできるようになる仕事です。

仕事の面白さについてお聞かせください。

 現在日本の煙草のシェアは73%。若いひとたちを中心に外国煙草のシェアが拡大していて、国産煙草の販売が押されつつあります。そのため新商品の開発やマーケティング、営業にもいっそう力が入っているのが現状。時代に合わせて少しずつ味が変化しているのはもちろん、夏にはパッケージデザインを一新し、新しい展開を図っています。
煙草は銘柄によって、いろいろな癖があり、味があり、匂いがあります。パッケージを開けたときの瞬間の香りにこだわる銘柄もあれば、タールがメインのものもある。喫煙者の方々はそれぞれ「自分の銘柄」に「こだわり」を持っていらっしゃいます。つまり、煙草はお茶やお酒と違って、「いったん銘柄を決めると、なかなか変わりにくい」という特徴を持っています。また、急に新規顧客が増えるということもありませんし、CMも禁止されています。
  そういった状況での販売促進活動ですので、PRしたい商品に関しては、自動販売機にステッカーを張ったり、装飾をしたりといったアピールが中心になります。ここが私の腕の見せ所!商品がどうすればもっと売れるだろうかと試行錯誤しながら、売場の演出方法を考えていきます。方法はある程度自由なので、創意工夫のしがいがあるし、面白いですね。自動販売機はまるで「自分の作品」のようなものです(笑)後日、販売店を訪問したときに「売れているよ」と言われると、とてもやりがいを感じますね。

仕事をされる上で、いちばん重要視されているのはどんなことですか?

 まだ入社3年目ですので、経験も知識も足りないと自覚しています。私が他のひとよりもアピールできる点があるとすれば、それは「若さ」と「明るさ」、そして「元気」です。お店に入るときはまず、大きな声で挨拶をしてから入店するように心がけています。また、女性ならではの気遣いも重要なポイントだと思っています。

女性が仕事を続けていくためには、どんなことが大変だと思われますか?

 営業の場合、相手に合わせて遅い時間に訪問する場合もあるので、時間的な拘束が通常より長くなることもしばしば。女性の場合、結婚して家庭も持ってとなると、両立は難しいかもしれません。JTの場合は育児制度もあるし、産前産後は定時に帰れる「内勤」を選択してから復帰というパターンも多いようですね。部署変更は希望すれば聞き入れてもらえるので、結婚や出産を経ても、私もバリバリ総合職で働きたいと考えています。

休日はどのように過ごされていますか?

 営業とはいえ、移動は車なので運動不足になりがち。気分転換にもいいし、最近はスポーツクラブに週末に通うようになりました。じつは先月、市民マラソンに出場し、10kmを走り抜いたんです。 1・2ヶ月前から週1回くらい近所を走って準備をしていたとはいえ、10kmを走ったことはなくて(笑)。死に物狂いで走ったら完走できたので、ジョギングが最近のマイブームになりました。

「社会人」と「学生」のいちばんの違いは何でしょうか?

 いちばんの違いは朝が早いこと。学生時代、よく寝坊して1限目はさぼっていましたが、社会人になると何としてでも起きなければならない。飲み会があっても、次の日のことを考えるようになりましたから、大きな変化ですね(笑)。学生時代は「アルバイトと正社員のどこが違うのか?」と思ったりもしましたが、実際になってみると「責任感が違う」ことがわかりました。会社の一員として、会社の看板を背負って仕事をするという重みと責任を日々感じています。

今後はどのような働き方を考えていらっしゃいますか?

 会社は私にとって、「自分を成長させてくれる場所」。さらなる飛躍を目指して、できることは何でもチャレンジし、貪欲に吸収していきたいと考えています。違う部署に行くチャンスがあればぜひ行ってみたいし、お客様の声も積極的に耳を傾けたい。いずれは「小寺はJTにはなくてはならないひと」みたいに思われるようになりたいですね。

これから就職活動を始める学生にアドバイスをお願いします。

 筆記試験対策はできるだけ早く始めましょう。適性検査(SPI等)で落とされるのはやりきれない気持ちになるし、ここで落ちたら自分の可能性をひとつ減らすことになります。問題集はたくさん出ていますが、1冊を徹底的につぶすのがいいと思います。入社試験では自分を売り込まないと採用してもらえません。そのための自己分析はとても重要なのですが、その大切さはギリギリにならないとわからないものです。普段から自分の良いところ、悪いところを周囲のひとに尋ねるように習慣づけてみてはいかがでしょうか。

就職活動中、いちばん大変だったことは?

 いっぱい受けたのに次から次へと落とされて...それが続くと「何してるんやろ、私」という気持ちになりました。それでも期日があるので、続けていかないといけなくて。頑張っているのに結果が出ない時はつらいですね。正直に言えば、大学の名前だけで落とされることもあれば、女子大を敬遠する会社もあります。でも自分はただ、がむしゃらにやるだけ。黙々とエントリーを繰り返し、ようやく内定が決まったときは一気にストレスがなくなりました。