TBピープル

高橋弥生さん

高橋弥生 滋賀県出身。2006年3月、英語コミュニケーション学科卒業。
在学中に本学のSAP留学制度を利用してカナダに留学。卒業後、オカナガン大学でディプロマを取得。2009年7月、TOLKOに入社し、現在は貿易業務に携わる。
カナダで新しいことに挑戦していきたい

同じ部署の同僚と撮影(中央が高橋さん)

-カナダで働くようになったきっかけは?

大学時代に半年間、SAPという京都橘大学の国際交流プログラムを利用したことが、最初にカナダに興味を持ったきっかけです。卒業後に現地の語学学校に行って、その後、2年間、オカナガン(Okanagan)大学で学んでディプロマ(卒業証明)を取りました。
カナダでは現地の学校でディプロマを取ると自動的に3年間の就業ビザがもらえるので、そこから就職活動を始めました。ちょうど卒業直後にリーマンショックが起こってすごく厳しかったのですが、たまたま今の会社に空きが出て、仕事に就くことができました。しかも今の会社は大学のあったバーノン(Vernon)に本社のある会社で、馴染みの深い町で仕事が見つけられたことは本当にラッキーだったと思います。

-大学時代の留学がきっかけだったのですね。

そうですね。SAPに参加して、「将来、英語を使って仕事をしたい」と思うようになりました。正直なところ、京都橘に入学したとき、英会話は全然得意ではありませんでした。ただ、海外の人とコミュニケーションを取るのが本当に楽しくて、帰国後も留学をするために必死に英語の勉強をしたのを覚えています。

-カナダではどういったことをされているのですか?

TOLKO(トルコ)という、木材の会社で貿易関連の業務をしています。仕事の内容は木材を海外に輸出するために必要な書類を整えたり、入金の確認や書類作成の依頼などを輸出先のクライアントと調整する仕事をしています。主な輸出先は中国と日本で、大手の商社とやり取りをすることが多いですね。

職場でのハロウィンの様子

-職場の雰囲気を教えてください。

私は日本では働いたことがないので、日本の会社と比べることはできないのですが、カナダはプライベートをすごく大事にしている国だなと感じます。私もそうですが、毎日、定時で仕事を終えて帰っています。平日でも家族や友人との時間を大事にしたり、趣味を楽しんだりしていますよ。私は自宅で犬を飼っているので、毎日、帰宅してから散歩に出かけています。
会社の雰囲気はすごくアットホームですね。クリスマスだったりハロウィンだったり、毎月のように何かしらのイベントがあるのですが、イベントの日は会社で仮装をしています(笑)。ただ、その分、仕事は本当に集中してやります。業務の責任が明確で、当然、成果も求められますので、緊張感はすごくあります。

-充実して仕事をされていらっしゃいますね。最後にこれからの目標を教えてください。

仕事でもプライベートでもキャリアアップをしていきたいと思っています。プライベートで言うと、今後、結婚をしたり出産をしたり。でも、育児をしながら仕事は続けていきます。カナダでは育児をしている女性が仕事をしにくいといった雰囲気はまったくなくて、今の職場にも充実して仕事をしている女性がたくさんいます。まだまだ未熟な点もたくさんありますが、ひとつずつ経験していって、チャンスがあれば、花形のポジションであるセールス(営業)にも挑戦したいと思っています。どこで、どんな仕事をするか、私自身もわかりませんが、新しいことや難しいことにどんどん挑戦していきたいですね。