ブックタイトルtachibanabeing85
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村山寛和さん健康科学部理学療法学科4回生たちばな健康体操を考案看護学部の授業「プライマリケア実習」では、2回生から4回生までの間、地域の高齢者の訪問活動や、体力測定・健康教育を山科区老人クラブの協力のもと行っています。訪問活動では、同クラブの女性委員が中心となって、ひとり暮らしの高齢者の方を定期的に訪問される活動に、同行させていただいています。この授業は、高齢者が健康で自立した生活を営むために、何をするべきかを高齢者の方と一緒に考えるものです。初めての訪問は2回生でした。初対面で、世代の違う人とコミュニケーションを取るのは難しかったです。そこで私は、相手のことを理解したいとの思いから、お話を聞くことから始めました。少しずつお話するなかで、その方が必要とされることの手がかりを探しています。今後は、健康的に、身体機能の衰えをできるだけゆるやかにして、今の生活を維持していくための提案ができればと考えています。片岡永梨香さん看護学部看護学科3回生理学療法学科ヘルスプロモーションコースの学生は、3回生になると野洲市と連携して行う高齢者の体力測定会に参加します。その結果報告会で、高齢者の健康の維持・向上のための体操を組み入れています。従来は、既存の体操を行っていたのですが、調査結果で明らかになった身体機能の低下を補うための新たな体操「たちばな健康体操」を、先生のサポートを受けて自分たちで考案し、DVDを製作しました。製作の途中では、運動の回数、スピード、動きの大きさなどを決めるのに苦労しましたが、既存の体操やテキスト、学術論文を参考に考えました。全身を使う動きや、頭を使いながら運動する二重課題を導入するなど工夫しました。製作したDVDは、野洲市の高齢者サークルや山科の腰痛予防教室などでも活用されています。健康寿命を伸ばし、ケガの予防になるようにと自分たちが考えた体操を、高齢者の方々に楽しんでやっていただけたことにやりがいを感じています。地域の方々の健康の維持やケガの予防のためにた「七夕陶灯路」「やましな駅前陶灯路」の運営をしています。入学してすぐに先輩から灯りイベント「陶灯路」の話を聞き、写真を見て感動しました。山科の伝統産業「京焼・清水焼」を、地域の方々と盛り上げるイベントをしていることにも、興味を持ちました。大学生になったら、何か活動をしたいと考えていたので、文化政策・現代ビジネス学会のメンバーとして、1回生から携わっています。2回生になった今、下回生を引っぱっていく立場になり、みんなをまとめる難しさや大切さを実感しています。学内で行った今年の「七夕陶灯路」では、3つのエリアを「竹取物語」「白雪姫」「不思議の国のアリス」の物語で表現しました。また、灯りイベントだけでなく、吹奏楽部や表千家茶道部などサークルと連携して楽しんでいただける企画を用意しました。このイベントを通して、伝統産業に触れ、魅力を感じる機会になればいいなと思っています。高齢者の方々がよりよく生活するための課題を一緒に考える地域の高齢者の方々への訪問活動学びに注目!京都橘の