ブックタイトルtachibanabeing78
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インターンシップ参加が転機にたくさんの人と触れあうことのできる仕事に就きたい。私が就職活動を始める際、一番に意識したことがこれでした。そのため、当初は観光業界や小売業界に絞って就職活動を行っていました。しかし、3回生の夏に京都銀行のインターンシップに参加し、視野が大きく広がりました。当時は銀行業界に少し堅いイメージを持っていましたが、インターンシップ中に行ったグループワークで「利用者の利便性を高めるための施策」について真剣に話し合ったり、行員の皆さんのお客様に対する真摯な姿勢を拝見し、お客様とのつながりを常に考えながら働くことができる京都銀行に興味を持つようになりました。自信が持てないから行動を3回生になる頃、就職活動に対する強い不安に駆られました。友人が部活やサークル活動を行っているなかで、それらの活動に熱心に参加していない私は面接で話せることが少ないのではと感じたからです。当時初めて行った面接練習でも、自分の思いや経験をうまく伝えることができず、深く落ち込んだことを覚えています。しかし、その際にキャリアセンターの方から自分がこれまで行ってきたことをまとめた「自分史」作成のアドバイスをいただきました。私にとってこの作業が非常に楽しく気がつけば幼稚園から大学までの「自分史」を作成していました。これにより自らを冷静に振り返ることができ、面接の際の自信につながりました。また、筆記試験対策や就職ガイダンスなどさまざまなプログラムに早期から参加することで、知識はもちろんのこと、就職活動への意識の高い他学科の学生と交流することができ、自らの意識も高めることができました。◆後輩へのメッセージ人とのつながりを大切に面接では、同じ授業を受講していた70代の方と親しくなったお話をしたことをよく覚えています。私がそうであったように、面接では自らの素晴らしい取り組みや実績を披露しなくてはと思っている人も多いのではないでしょうか。しかし、誰もがそのようなエピソードを持っているわけではないと思います。無理にそのような話をしようとするのではなく、日々の生活で自分が大切にしていることをしっかり振り返ることが重要だと思います。私にとってそれは人とのつながりでした。知らない人に突然声をかけるには勇気が必要です。しかし、日々の挨拶から始まり、少しずつお話してもらえるようになる。私にとってこんなに素晴らしく、うれしいことはありません。皆さんも就活を始めるにあたり、日々の生活を振り返り、自分が大切にしていることを一度じっくり考えてみてはいかがでしょうか。自分が好きなことが何かを考えて小さい頃から、旅行やテーマパークが好きでした。そのため、自らの進路を考える際も、自分の「好き」という気持ちを大切にして観光業界を選択しました。当初は観光業界のなかでもホテル、航空会社、テーマパークなど幅広い業種を視野に入れて検討していましたが、そのなかでも観光全般に広く関わることができ、より多くの人々にさまざまな思い出を提供できるJTB首都圏に強くひかれるようになりました。就職活動も楽しんで学生生活では、興味があることや気になることに積極的に取り組んできました。たとえば、京都の学生がプロデュースするお祭「京都学生祭典」の実行委員としてプログラムをまとめたり、アルバイトではホテルや飲食店など、自らが関心のある分野で真剣に取り組んできました。また、授業でも好奇心をもって楽しく専門的な知識を身につけることができたと感じています。就職活動においても同様に、「キャリアガイダンス」や「模擬面接実習」などさまざまな事前プログラムに積極的に参加しましたが、これも自分にとって義務であったわけではなく、興味があったから参加したと思っています。このように授業、就職活動、私生活に区別をつけずに、自らの興味・関心を大切にして学生生活を送れたことが、就職活動でも非常に役に立ったと感じています。実際の選考でも、常に興味を持つこと、楽しむことを念頭において挑んだため、あまり緊張することはありませんでしたし、うまくいかないことがあっても、すぐに気持ちを切り替えることができました。◆後輩へのメッセージ自らの興味や関心を決めつけない日々の生活では、自分の好きなことや関心のあることのみを行うわけにはいかないと思います。ときには、自らの将来を考え、計画を立て、今取り組むべきことをしっかり認識することも必要だと思います。ただし、場合によってはその計画を実施することを、非常に億劫に感じることもあるかもしれません。しかし、自らの興味や関心は、必ずしも何かを始める前に気がつくものではないと思います。私も授業や課外活動への参加を億劫に感じたこともありました。でも、今になって振り返ると、そのほとんどの場合において、楽しく取り組むことができ、すべてが今の自分を形成する素晴らしい経験だったと感じています。就職活動についても、やる気が出ない、気が重いと感じる人もいるかもしれません。しかし、どうせやらないといけないことなのですから、悩む前にまず行動すること。そして、始めたからには、好奇心をもって、とにかく楽しんでください。